整形外科

小児整形外科

小児整形外科とは

整形外科は診療対象を年齢層で限定することはありません。そのため、運動器に起きる異常や症状について訴えるすべての方が対象となります。ただ、子どもの場合は、小児特有の疾患や生まれながらの足や手の変形、成長過程で現れる症状など、成人と比べ、神経や筋肉、骨などが未発達である場合が多いです。
そのようなことを鑑み、当クリニックでは一般整形外科とは別に小児整形外科の診療科を設けており、主に新生児から中学生くらいのお子様を対象としています。診療の際は、成長過程をよく踏まえながら病気やけがの治療を行い、後遺症などが残らないように配慮いたします。

■小児整形外科の主な対象疾患
O脚・X脚、内反足、側弯症、先天性股関節脱臼、ペルテス病、オスグッド病、成長痛、若木骨折、筋性斜頸 など

■当院で良く診る症状

ーオスグッド・シュラッター病ー
 大腿四頭筋(太ももの前面にある大きな筋肉)が、成長しきっていない膝の前面の骨を引っ張り(牽引力)、骨をはがしてしまうために膝の下に隆起ができ痛みを伴う症状です。スポーツを行っていること、急激な成長によって10歳~12歳くらいの子供に多く見られます。
一時的に運動を制限することが、症状緩和や病気の進行抑制に有効です。
運動前にしっかりストレッチを行うことで防ぐことができます。

ー骨端線損傷ー
 骨端線損傷とは骨折の一種で成長期の小児の場合、けがをしたときに腱が切れたり骨から剝がれたりするよりも、この成長軟骨の部分で指が曲がってしまうことを言います。

ー脱臼ー
 子供の手を急に強く引っ張ったりしたときなどに、肘の関節が亜脱臼してしまった状態です。1歳から3歳の幼児に最も多く起こります。
子供は痛めた方の腕を使おうとしなくなり,また触れられることを嫌がり、泣き出します。

■小児整形の三大疾患

ー先天性筋性斜頸ー
 出生時の首の筋損傷が原因で起こるとされ、生後1週間くらいに首の片側に指先大ほどの腫瘤ができるようになり、これがだんだん大きくなっていくことで、首が腫瘤の方に曲がるようになります。多くは、このような腫瘤は生後1年以内に自然治癒するのでこれといった治療はとくに行いませんが、長期間が残るようだと反対側に首を動かしにくくなったり、顔や頭蓋骨が変形(顔面非対称など)するようになるので注意が必要です。1歳を過ぎても自然治癒しない場合は、手術療法を行います。

ー先天性股関節脱臼ー
 外傷などの原因がないのに赤ちゃんの股関節が外れている状態を先天性股関節脱臼と言います。原因としては、遺伝要因も考えられますが、出生前の子宮内での股関節の異常肢位や逆子での出産、出生後でも不適切なおむつの着け方で生じることがあるほか、股関節や膝関節を伸ばしたまま抱くことで起こることもあります。
 多くは先天的に股関節が不安定であり、そこに何かしらの原因が加わって股関節が外れたり、ずれたりして脱臼を起こしている状態を言います。女児が圧倒的に多く、男児が発症している場合は治りにくいと言われています。足を動かした時にポキポキ鳴る、歩き始めが遅い、足を引きずるようにしているというような場合は、脱臼の疑いがあります。とくに足の長さに左右差があれば、注意が必要です。
 治療に関してですが、軽度の脱臼であれば厚めにおむつを着けて、股関節をなるべく開いた状態に保っておくことで自然と治るようになります。脱臼状態(亜脱臼、完全脱臼)が続く場合は、リーメンビューゲル装具を装着して脱臼を整復するようにします。それでも改善効果がみられない場合は、ギプスで固定したり、手術が検討されるようになります。

ー先天性内反足ー
 出生時から足の変形がみられる疾患が先天性内反足です。はっきりとした原因はわかっていませんが、足を構成しているいくつかの骨の形態や骨どうしの配列に異常がみられることで起き、男児によくみられます。約半数の子どもが両足とも内反で、片足のみ内反の場合は2:1の割合で右側が多いと言われています。
 症状としては、足部(足首からつま先)が内側に反っており、両足に見られるようであれば足の裏が向かい合っています。これが内反です。このほか、足が下を向く尖足、足の先が内側を向く内転、足の裏がへこんでいる凹足といった変形も見られます。
 何もせず放置していると普通に歩行することが困難になりますので、早期からの治療が大切です。なお原因については、はっきりわかっていませんが、足を構成しているいくつかの骨の形態や骨どうしの配列に異常がみられることで起き、男児によく見られます。約半数の患者様が両足に起き、そして片足の場合は2:1の割合で右側に多いと言われています。
 症状としては、足部(足首からつま先)が内側に反って、両足に見られるようであれば足の裏が向かい合っていたり、足が下を向いて足の裏が凹んでいる、といった状態になっています。何もせず放置していると普通に歩行することが困難になりますので、早期からの治療が大切です。
 治療については、内反足の症状が見られたら速やかに徒手による矯正やギプスによる固定を行います。症状によって、装具療法などの保存療法で行くか、手術を行うかが決められます。

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