泌尿器科

女性泌尿器外来

女性医師による女性泌尿器外来

過活動膀胱、尿もれ、骨盤臓器脱、膀胱炎、性感染症等、女性泌尿器に関するお悩みやトラブルに対して検査・治療を行っています。
女性医師が個室にて診療を行いますので、落ち着いた環境で安心して受診いただけます。

また、お子様の夜尿症、遺尿症、亀頭包皮炎、包茎等の治療も行っております。
お気軽にご相談ください。

〈尿失禁〉
「重いものを持ったときに、ちょろっと尿が漏れた」
「咳やくしゃみをしたときに尿が漏れてしまった」
このような症状でお悩みではありませんか?
尿もれは、女性の3〜4人に1理経験すると言われている一般的な疾患です.
時には生活に支障をきたしてしまうためお悩みの場合は泌尿器科へ受診されてみませんか?

〈尿漏れのメカニズム〉
普段何気なく排尿をしていますが、実は非常に精密なメカニズムで成り立っています.
何らかの原因によって排尿に関連する連携がうまく働かなくなると自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまいます.
その原因は主に骨盤の底にある『骨盤底筋という筋肉の脆弱化』によるものが関係します.
骨盤底筋が正常に機能している状態であれば、お腹にぎゅっと力がかかったときに反射的に尿道括約筋が尿道を締めてくれるため尿漏れは起こりません.骨盤底筋が緩むと尿道の角度が変化し、括約筋の筋力の効果が十分に発揮できずに尿漏れが起こってしまいます.

〈尿もれの種類と特徴〉
「尿失禁」とは尿もれのことで、いろいろな原因があり、それぞれ特徴があります.
①腹圧性尿失禁とは『咳やくしゃみをしたときや重たい荷物を持ったとき、走った時など、お腹に力が入る』と尿がもれます.
 女性に多く見られ、影響要因としては出産経験、肥満、慢性的な便秘などが挙げられます.
②切迫性尿失禁は『急に強い尿意に襲われてトイレまで我慢できず』漏れてしまいます.尿漏れで最も多くみられる
「過活動膀胱」や急性膀胱炎に合併する場合があります.切迫性尿失禁による尿意は、前触れもなく襲ってくることが多いため、
 車や電車での移動、会議など日常生活に支障をきたすことがあります.
③溢流性尿失禁は『尿を出しきれず膀胱容量を超えて溜まった結果、少しづつ尿が溢れる』ことから尿もれとして自覚します.
 原因不明でも起こりうりますが、糖尿病などによる神経障害や腫瘍などの尿道圧迫などでも見られることがあります.
 常に少しづつ尿もれが起こり、下腹部の腫脹を伴い、日常生活にも支障をきたす上に、尿路感染や腎機能障害を合併する
 可能性もあります.
④他の尿もれとして
・反射性尿失禁:脊椎や脳に障害を伴う場合
・機能性尿失禁:運動機能障害の他、痴呆などで上手く判断ができない場合
・薬の副作用:尿漏れを促進させたり、尿が出にくくなる作用の薬を服用している場合
以上のように尿漏れにはさまざまなタイプがあり、1つの尿もれタイプではなく複数の混合した尿もれに悩まれている方も多く見受けられます.中にはご本人のみならずご家族や介護をする方のご負担を増悪させている場合もあります.
お悩みの方はご相談ください.

〈尿もれの治療〉
尿漏れには、原因や症状によってさまざまな治療方法があります.
①骨盤底筋トレーニング:
 骨盤底筋の筋力低下による尿もれに効果的です.
②生活指導:
 『便秘や肥満の改善、食事や飲水のコントロール、適度な運動などの指導』で生活習慣の改善により尿お漏れ改善を目指します
③生活指導:
 腹圧性尿失禁には活躍菌収縮力増強作用のある『β 2刺激薬』が第一選択薬となります.
 切迫性尿失禁には『抗コリン薬やβ3受容体作動薬』などを用います.
 抗コリン薬は、急に尿意を催し我慢できない膀胱の筋肉収縮を抑えて尿漏れを軽減する作用があり、β3受容体作動薬は、膀胱に
 溜められる量を増やし、尿意切迫感も改善します.どの薬が適しているかは、患者さんそれぞれの病状によって異なります.
④手術療法:
 尿漏れの症状が重く、骨盤底筋トレーニングで改善しない腹圧性尿失禁の場合は、手術適応となることがあります.
 尿道スリング手術(TOT:Trans-ObturatorTape手術、TVT:Tension-free Vaginal Tape手術)で、尿道に1cmほどのテープ
 型メッシュを尿道裏に留置することで尿道の屈曲を安定させ、腹圧時に尿道抵抗を補強します.開腹の必要ない手術ですので、
 手術適応の場合には積極的に検討されても良いかと考えます.

尿もれは、日常生活に大きな支障をきたします.最近は尿もれパットも多数店頭に置いてあるようにたくさんの方が悩まれています.気になった場合には泌尿器科を受診しましょう.

〈過活動膀胱〉
過活動膀胱とは、膀胱が過敏な状態になり尿が少したまると意思とは関係なく膀胱が収縮したり急に尿意を感じたり、トイレにすぐ行きたくなったりする状態のことです.40歳以上の男女の14%即ち約1,000万人の方が罹患していると言われています.その約半数が尿失禁を伴うことが知られています.
最近では、受診される方も増えてきており、QOL(生活の質)を低下させる疾患として徐々に認知度も上がっています.しかし、まだまだ受診される方は氷山の一角であり、疾患として認知して治療を受ける方はごくわずかです.過活動膀胱が疑われる症状があるときは、恥ずかしがらず受診されてください.

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