クリニックで行う医学的な産後骨盤ケア
産後骨盤ケアとは、妊娠・出産によりダメージを受けた骨盤底筋や腹筋等の状態、また骨盤や姿勢のゆがみを確認しながら、適切なケアやエクササイズを行うことです。骨盤周囲および全身を確認しながら、お一人お一人の状態に合わせた施術を行います。
また、ご自宅で簡単に行えるようなセルフケア・エクササイズ等もお伝えします。 産後骨盤および全身を整えておきたい方、肩こり・腰痛等マイナートラブルを抱えている方等におすすめです。
骨盤底筋エコーチェック
超音波エコーを用いて、骨盤底筋を見ながら動きのチェックやエクササイズ方法等ご説明します。 画像を見ながらご自身の骨盤底筋の状態を視覚的に確認することができます。
このような方にオススメです
- 産後腰痛、股関節痛、膝痛、足部痛、肩や腕の痛み等がある
- 骨盤の不安定感がある
- 産後体形が戻らない(下腹ぽっこり、太ももの前や横が張る、アンダーバストのサイズが戻らないなど)
- 尿漏れやおまたの下垂感がある
- お風呂で膣にお湯が入る、膣から空気が出でる など
産後は腰痛や股関節・膝・足部痛、肩や腕の痛み等、身体に痛みが出ることが多くあります。これらの症状は「産後だからしょうがない」と我慢して過ごされるママ達が多いのではないでしょうか。
妊娠~出産を通し、女性の身体は骨盤周りを中心に大きくダメージを受け、変化します。痛みに対し女性整形外科専門医が診察・治療を行い、その後産前産後の専門知識を持つ女性理学療法士が必要に応じたケアを行います。
また、産後1ヶ月が過ぎても骨盤の不安定感のある方、尿もれやお股の下垂感等がある方もご相談ください。
産後下腹ぽっこりや太ももの前や横が張る、アンダーバストのサイズが戻らない等体型が戻らない方も、それらは今後痛みへと繋がる可能性もありますので、適切なケアをすることをオススメいたします。
料金
通常料金 | 初回料金 | |
骨盤ケア(60分)*¹ | 16,500円 | 11,000円 |
※自由診療
※¹状態により保険適応となる場合があります。
※税込
帝王切開後の傷治療
帝王切開術後の傷跡の治療が可能です
帝王切開は、何らかの事情で経膣分娩ができないと判断された時に、切開による開腹で赤ちゃんを取り出す分娩方法です。 近年では、出産の高齢化が進み、帝王切開による出産は増加傾向にあります。
帝王切開による出産でどうしても避けることができないのが、切開したときの「傷跡」が残ってしまうという問題があり、出産後しばらく経ってからその傷の存在に悩まれるようになる方が多くいらっしゃいます。
当院では、帝王切開術後の傷跡の痛み・痒み・肥厚性瘢痕やケロイド等の治療を、傷の専門である形成外科医がおこないます。
帝王切開後の傷跡の種類
帝王切開による傷跡の中でも目立ってしまうのが、ケロイド(傷跡が赤く盛り上った傷)や肥厚性瘢痕(赤くミミズ腫れのように盛り上がって目立つ傷)といった傷です。
これらができる要因は元々の体質と物理的刺激にあると言われています。体質は予防できませんが、物理的刺激を軽減することで予防することができます。
帝王切開後の傷跡ケアの方法
帝王切開術後早期の方には
保険診療にて、薬やテープの処方をおこなっています。オンライン診療も可能です。
傷を埋めてくれる新しい細胞が増えて、その勢いが落ち着くまでの期間は、約3カ月と言われています。この時期の自然治癒を妨げないよう、傷跡を保護するテープを処方します。
すでに傷跡が盛り上がってきてケロイドになってしまっている、もしくは、赤く盛り上がって引きつれや痛み、かゆみを伴う肥厚性瘢痕の状態の場合は軟膏や絆創膏タイプの薬、場合によっては内服薬を処方します。
帝王切開術後半年以上の方には
ご希望の方には傷跡の日帰り手術(瘢痕切除術)もおこなっています。
瘢痕切除法は、帝王切開の傷跡部分を切り取り、周囲の皮膚を伸ばして縫い合わせる治療法です。ケロイド状に盛り上がった傷跡や肥厚性瘢痕がある部分を切り取ってしまうので、傷跡が目立ちにくくなります。
1回の治療で完了できますが、傷跡の状況によっては2回に分けて分割切除することもあります。施術中は麻酔をするため痛みを感じません。施術後の抜糸は1週間後となります。 傷口がふさがるまでは激しい動きは避けるなど安静が必要です。
抜糸後は徐々に赤みが薄くなり、縫合跡は白っぽい傷跡になります。肌になじむまでの期間は3カ月から6カ月が目安となります。 なお、手術は自費診療となります。
見た目をきれいにしたいという方も、まずはお気軽にご相談ください。