肩こり治療にハイドロリリース/肩こりボトックス
肩こりとは、首から肩、背中にかけて筋肉がこわばり、重だるさや痛み、動かしにくさがある症状で、ひどい場合には頭痛や吐き気の原因になることもあります（緊張型頭痛）。
長時間のスマホ操作やデスクワーク、姿勢のクセ、ストレートネック、ストレス、運動不足などが原因で筋肉が固まって、こりや痛みが生じます。
厚生労働省の調査では、女性の訴える症状の第一位、男性の第二位となっています。 日本人の3人に2人が肩こりを有するとも言われているにも関わらず、未だ確立された肩こり治療はありません。
当クリニックでは肩こりに対して、整形外科専門医によるハイドロリリースや肩こりボトックス治療を、理学療法と組み合わせて提供しています。
※ハイドロリリースは肩以外にもおこないます。
ハイドロリリースとは
ハイドロリリースとは、痛みの原因となっている筋膜や神経の癒着部に対し、エコー（超音波検査機）を使用し部位を確認しながら注射で薬液を注入し、癒着部を剥がす治療法です。ハイドロリリースにより、筋肉や腱、神経の滑走性および血流の改善が見込まれ、痛みの改善が期待されます。
整形外科専門医がエコーを用いて筋量、筋の走行、神経・血管など癒着あるいは肥厚している部位を正確に特定します。医師と共に実際の痛みの箇所を観察しながら、説明を受けていただけることもメリットです。
注射や痛みが苦手な方でも負担なく受けていただけるように27G針（m）を使用し、また塗るタイプの局所麻酔もご希望の方は使用することができます。
肩こりボトックスとは
ボトックスは、筋肉に緊張を和らげる作用があります。美容医療において幅広く用いられている薬剤で、肩こりにも有効です。
- 医師と理学療法士による問診、視診（姿勢分析）、触診により、薬液を注入する部位と量を決めます。
- 医師がエコーを用いて、肩こりの原因となっている部位（主に僧帽筋）にボトックスを注入します。これにより、肩の筋肉の緊張を緩めこりを和らげる効果が期待できます。
- 理学療法士による施術により、薬液注入部位以外の調整および姿勢矯正を行います。また、日常生活での注意点やセルフケアのアドバイス等もさせていただきます
ハイドロリリース/肩こりボトックスをおすすめの方
- 慢性的な肩こり・長年の肩こりにお悩みの方
- 肩こりにより頭痛、吐き気が生じる方（緊張型頭痛）
- 定期的にマッサージを受けても症状が良くならなかった方
- 湿布や痛み止めが欠かせない方
- 頻繁に通院することが難しい方（特にボトックスは効果が長期間持続されます）
当院の肩こり治療の特徴
整形外科専門医と理学療法士による問診・姿勢分析・触診により、ハイドロリリース部位やボトックスの注入部位・量を決定する。
整形外科専門医が超音波エコーを用いながら正確な位置に薬液を注入する。 ハイドロリリースやボトックス注射の後に、理学療法士による施術・姿勢矯正や日常生活のアドバイスも行う。
注意事項
- 注射部位を強くこすらないでください。
- 施術後、注射部位に内出血を起こすことがあります。
- 重度の糖尿病の方や抗凝固剤を使用している方はお受けできません。
上記以外、何らかの異常が現れた場合には、直ちに医師にご連絡ください。
Q∧A
副作用はありますか？
基本的に副作用はほとんどなく、患者様への体の負担がすくない治療となります。ごく稀に点状の内出血や腫れをきたすことがありますが、1〜2週間で軽快することが多いです。また、肩こりボトックスは施術後2～3日程度、注入部位周囲にだるさが生じることがあります。
施術時間はどのくらいですか？
個人差がありますが、診察を含めおよそ15～20分程度です。
施術中に痛みを感じますか？
はい、注射針が刺さるときにはチクッとした痛みがあります。また、薬液を注入する際も、多少の痛みを伴います。
当日入浴は可能ですか？
治療当日は入浴して大丈夫です。
治療後、どれくらいで効果が得られますか？
個人差はありますが、おおよそ数日から２週間前後となります。
痛みが心配の方へ・・・
当院ではオプションとして麻酔クリーム（別途1,100円）もご用意しております。 ご希望の方はお声掛けください。
料金表
| ハイドロリリース | 7,700円 |
| 肩こりボトックス（片肩） | 32,780円 |
| 肩こりボトックス（両肩） | 59,400円 |